コーエン先生のFBから
より良い根管治療のコツ

私個人や文献から得られたポイントを示す。

1.神経がひどく 痛んでいる歯では、
麻酔を前後の歯根膜、根っ子と骨の間にある靭帯の隙間にすると良い。
歯根膜への麻酔には、細い30Gの短い麻酔針を用いて
ほんの少しの麻酔液、0.2ccのリドカインで有効である。

適切に行われたなら、
強い抵抗感があり大変にユックリと なされ、
周囲の歯肉が白くなってくる。

痛みが強い時には適切に神経に削り始めるのに、
5〜10分は待つ必要がある。

時々、患者さんが胸がドキドキすると言う事があるが、
1分もすれば自然になくなるはずです。 

2. もし根管治療の後で被せる必要がある歯であれば、
最初にかみ合わせを削って落としておく事を勧める。

治療後によく起こる、かむと痛いという問題を防げる。
また患者さんが誤って歯を折ってしまう事を防ぐ事になる。

また神経の長さを図る基準としても、正確になる。

3. 全ての患者さんにはBRAsがある!
Bはbenefits、利点
Rはrisks、欠点
Aはalternatives、他の方法です。

多くの患者さんは説明された事をあまり覚えていず、家に着くと忘れてしまうものです。
紛争に繋がるような口頭での理解が十分ではなく、
言った言わないといった事がないように書面で渡す方がいいです。
患者さんには理解した証明のサインをお願いしましょう。

ほんの数分で出来るはずです。
十分に説明されていないと、あるいは説明を忘れて無断にキャンセルや怒りだす患者さん
とのトラブルを防ぐ事ができます。

4. その日の夕方に患者さんに電話をして。
歯科医が治療後にどうかと具合に気をかけてくれている事に驚くだろう。
この簡単な心使いがあなたの評判を高め、良好な診療所を築くだろう。

最後の項目は、内緒にしておいて下さいね。