Pulp Talkさんから勝手に引用。
ヒビの入った歯
歯に入った亀裂、ヒビはその広がり方が様々である。
ヒビの入った歯の診断と治療は、大変に難しい。
●表面だけの亀裂であれば、被せ物で被ってあげれば良い。Krell先生は可逆性の歯髄炎、、、、
この診断が難しいんですが、ひどくズキズキと何もしなくても痛い、なんていう時はもう元には戻らない神経という事で不可逆性の歯髄炎。神経を取らないとダメ。
冷たいの飲んだ時だけ、なんて一時的な時には神経が残せそうな可逆性歯髄炎。
ほとんどの場合はその中間で、どっちだろう？と、悩みます。
Krell先生が6年間に調べた研究では、
ヒビが入っている歯でも、元に戻りそうな神経の症状の歯では、80％は神経を取らなくても良かった。
？？？？
元々神経を取らなくて良いって診断の不可逆性歯髄炎の歯なのに、20％は後から神経を取らなければならなかった？
って事だね。
やっぱり、神経の状態は患者さんの症状や経過で判断するので、後からダメだったという結果はあるあるです。
●神経の治療は明らかな症状、痛み、腫れ等が出た時だけ、必要となる。
まぁ、ヒビに関係なくそうですから。
●ヒビの近くの歯周ポケットをいつも調べる事。5�舒幣紊離櫂吋奪箸�あれば、抜いた方が良いかも？
●強い光をあてて、光が透過しない時は深いヒビ。写真がその様子です。
●頻繁な定期的診査が必要です。
あなたの歯内療法専門医に聞いてみて？
質問；ヒビが入っている歯を救えるのか？抜かないといけないのか？どうやって決めるんですか？
答え；私は歯の残すためは最大の努力を致します。
が、救えそうもない歯に患者さんが時間やお金を費やすのは良いとは思いません。
私はいつも、100％こんな時には抜くように勧めています。ヒビが神経の部屋の床、底（髄床底）全体ににまでつながっている時です。
あるいは根管口（根管、根の神経の入り口）にまでヒビが達している場合には、ほぼ抜くように勧めます。
ヒビが神経の底の一部にまで達している場合には、まずは患者さんに説明をします。
重要なのは私の勧めた治療法が最終決定ではなく、歯を残したいという患者さんの思いと歯科医の情報提供が最も重要なのです。
リスクを十分に理解されても歯を残したいという方には、何とか試みるようしています。
