無菌的な処置
なんで、行われないのか?
根管治療の成功は歯の神経、根管からの細菌感染をどれだけ取り除けるのか?
生きている神経なら、いかに細菌感染をさせないのか
予防に掛かっている。
無菌的な処置は、根管治療、そして続く被せる治療へ継続して行われる。
治療の効果を高めるために行われるべき方法を、
いくつか挙げてみよう。
●根管治療を行うには、ラバーダムが必要である。
唾液がしみ込む心配があれば、周りをプラスチックでふさぐ。
●神経の中に使用する器具はすべて滅菌しなければならない。他の患者さんへ、移すような事があってはならない。
●ファイル、神経を取るヤスリ状の器具、をグローブの付けた手で触れない。曲げる際には、滅菌した器具で行う。
●ガッタパーチャ、最後に詰めるゴム状の薬、は
次亜塩素ナトリウム溶液に一分以上付けてから、使用する。
あなたの歯内療法専門医に聞いてみて下さい?
質問;根管治療後にも、無菌的な治療が必要なんですか?
答え;無菌的な状態を維持するために、被せる段階にも無菌的な処置を行っている。すなわち、歯の頭の部分を構築する際、コアを作る時にも、唾液が入り込まないようにラバーダムの使用をお勧めする。この簡単な操作が治療の成功を高めるのだから。