歯科用CTの必要性を考えさせられます!

歯科用コーンビームCT、パノラマX線、およびデンタルX線の
根尖性歯周炎の判定における正確性
(Carlos Eatrela先生他、JOE—Volume 34, Number 3, March 2008)

歯の神経の治療、根管治療が成功したのか?失敗なのか?の判断は
実際の診療ではX線診断によるところが大きいです。
つまり、歯根の先に炎症性病変(根尖性歯周炎、AP)ができていないか?
X線像で黒く見えるかどうかです。
日常の診療でも、
この歯には黒い影が無いから痛くないはず?上手くいっているはず
と診断しております。
また多くの臨床論文での治癒率や発症率等も総てX線による診断が使われております。
実際に抜いて組織を顕微鏡で見ることは、動物実験以外ではできませんよね!

従来より同じX写真を見ても、
見る人により違ってみえたり、同じ人でも日によっては違って見えたりする事は知られておりました。

しかし、この論文の結果はスゴイ?というかヒドイ!
世界中で診断基準の最も重要な判断基準に使われている
デンタルX線による根尖性歯周炎の診断が、全く当てにならない!
と言っているのです。

例えばパノラマX線(多くの歯科医院で初診時に撮る、ぐる〜と回り1枚で全部の歯が撮影できるX線)では、病変は無いと診断された歯が82%だったのに
同じ歯をデンタルX線(口の中にフィルムを入れて撮る小さなX線)で診断すると、いや健康なのは65%だけです!
とパノラマX線では、大丈夫と思っていた歯の20%は小さなX線で調べると
実は悪くなっていますよ!という事です。
ところが
同じは歯を歯科用コーンビームX線で調べると、
なんと36%しか健康な歯は無かったのです!
パノラマX線の50%、デンタルX線の30%は誤って健康と診断された事になります。
これはショックです。

となると、今までの論文報告は総て少なく判定されている事になり?
良くなっていると思っていただけで、実は治っていない症例が多い事になります。
一体、何が本当なのか?
解らなくなってきました。
CTか?
歯科診療所にもCTが必須となる時代なんだ!と感じる子供の日です
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