抜くべきか?抜かざるべきか?それが問題だ!!
よ〜く、患者さんと抜く・抜かないかでは、治療方法で意見が食い違います。
ご自分の歯ですから、最終的にはご本人が希望されないのに抜いたりしません。
でも、こんなにも腫れて、あんなにも痛がってらしたのに?
どうみても今年中にも、また腫れそうな歯でも抜きたくないと言われれる方が少なく有りませんね。
高名な歯槽膿漏の専門医のかた程、そんな無理な歯を残したりしないものです。
長持ちを優先して、この歯も抜いちゃうの?なんて思うほどです。
以前、ある先生の抜く基準が厳しすぎるのでは?と質問したところ、
「私は長持ちをしないと直ぐにでも裁判で訴えられるようなアメリカで、歯槽膿漏の治療を学んできた。
君たち、日本の保険医は銀歯の金属製の仮歯のような治療でしょ。
2,3年持てば良い治療とは違うんです。」と言われたことが忘れられません。
「こんなに悪いので、ここの歯を抜いても良いですか?」と歯科医が尋ねると、
患者さんから「ドクターはあなたです。抜くべきかどうか決めるのは、ドクターの仕事。でも、ミスをしたら許しませんよ!!」なんて、言われるとか?
後数年でも、自然に抜けるまで、このまま痛くなければ置いておいて欲しい!なんてお話がよく有ります。
もう、はえてこないんだから、、、って気持ちもわかります
が、明らかに悪くなっている歯を残しておくと、周りの骨がやせてしまいます。
今後、入れ歯やインプラントを入れるとなれば、骨がない所には難しくなります。
日本人の平均寿命は80数年です。
残りの人生でも、美味しくごはんを食べるためには、、如何でしょうか?