kostaこのご質問の方は開業当時(平成2年)の元患者さんで、現在は他の歯科医院さんにかかられています。
現在も個人的にお世話になっている知人の方のため、ブログに内容を使用することをお許し頂けました。
有難うございます。

お聞きしていいですか?


> 服部先生ーー!!ご無沙汰しておりますぅ
> ブログのご案内ありがとう存じます。しっかり拝見させていただきました。
> インプラントやその他についても、大変丁寧に書かれており、患者さんが喜びそうな話 題満載ですネ。
> まさに私にとってグッドタイミング・・・何故ならば・・
> ○○先生にはちょっぴし聞きづらいインプラントの知りたい事があるのです。
> 記事に書かれていらっしゃるとおり、私も「なるべく安く!」の種類の患者なので
すが
> 、高値の花“インプラント”なるものが、私の手の届く所にあるかどうか?が先ず知り たいのです。
> 勿論、診察して治療にならなければ正確なところはわからないでしょうが、大雑把な目> 安みたいなものを、差し支えない範囲で教えていただく事はできますでしょうか?
> 質問の1:インプラントの中にも上中下があるのでしょうか?
>   又、それらの大まかな費用はどの程度になるのでしょう?
> 質問の2:その治療通院には、どの位の日数や回数・又は時間がかかるのでしょうか?
> 質問の3:例えば、とりあえず2本だけ施術して、後は又の機会(経済的にの意
味)に 。などという治療ができるのでしょうか?
>
> 上の質問が、もしも失礼であったりならば、どうぞ無視していただいても構いません。
> あまりにも絶妙なタイミングのブログ拝見だったもので・・飛びついてしまいまし
た。
>
> では、では・・
>
> では・・ ☆・☆ ■△ ○子 ☆・☆

私からのお返事です。
>○○様へ

こちらこそ、ご無沙汰しております。
ブログを見てくださり、感想をいただけるなんて、、、うれしいです!
手作りなんですが、あんまり反響がなく、淋しいかぎりなんです。

1.さて、御質問の件ですが、インプラントの費用に関するお問い合わせは多いですね。
ブログの中に引用しました週刊文春の記事、お読みいただけましたか?
小宮山先生は、日本のインプラント治療の父といえる先生です。
現在世界中で使われているインプラントは、オッセオインテグレーションというタイプです。
つまり骨と直接くっつくチタン製のものなんですが、
この方法を発明、開発、研究し臨床応用まで行ったのは、スウェーデンのイェテボリ大学ブローネマルク教授なんです。
この方が世界のインプラントの父、まさにFATHERなんです。
このスウェーデンのオリジナルの方法を教授のお名前を使って、ブローネマル・システムと呼ばれています。
小宮山先生は、日本人で初めてそのブローネマルク先生の下で教えを受けられ、東京歯科大学にて日本で初めてこのインプラント治療を伝道されたまさにパイオニアなんです。
よーく記事内容をお読み頂ければ、安いゾロ製品ともいえるようなインプラントもあるのかな?と気づきになるでしょう。
私自身が自分の体に使っても良いメーカーは、我慢しても3か4種類程度です。
ノーベル・バイオケア(ブローネマルク・システム)、3i システム、アストラ・システム、ITIの海外製品と日本ではGCインプラントぐらいでは?ないでしょうか。
理由は科学的な根拠に基づいた基礎・臨床データが、国際的なジャーナルに発表されていることです。
当然とは思いませんか?
自分の顔、顎の骨の中に埋め込んで、一体化し取れなくなちゃうための
インプラント材料ですよ。
海外ジャーナルにはほとんど見たことも、聞いたこともないような怪しげなインプラント会社もあります。
厚生労働省の認可ってのは、良くわかりませんね?
「今なら5本買うと手術セットも付いてくる!」なんてシステムも、聞きます!
あんまり勝手なことをいいますと、周囲の歯科医院からお叱りえを受けそうで怖いですが,アクセス数が少ないから、大丈夫でしょう。

インプラントを勧めた歯科医に是非こんな質問をしてみてください。
 屬匹離ぅ鵐廛薀鵐函Ε轡好謄爐鬚使いですか?」
◆屬覆次△修諒法を選ばれたのですか?」
もし勇気があれば「先生自身も御自分の歯が抜けたら、このシステムのインプラントを使いますか?」
ご自分の治療にはブローネマルク・システムで、患者さんには違うインプラント方法?って話も聞きます。
ぁ崟こΔ念貳崢垢ぜ太咾あり、最も信頼性が高いインプラントはブローネマルク・システムと聞きましたが、なぜ違う方法を使用するのですか?」
今まで私が聞いた返事では、
●「高い」→当然、精度・信頼性の高いメーカーの材料は高いです。
●「開業医向けじゃない?」→システムが厳密過ぎるということかな?パーツの種類や製作方法の選択肢も多いからこそ、審美的な症例に対応できるシステムなんです。
それとも、手術室同等の衛生的な環境が必要とされるからかな?入れ歯や虫歯を削っているすぐ隣で、インプラント手術をするなんて考えられません!
当医院も、残念ながら手術室がありません。
そのため前日夜より部屋の消毒をして、当日の午前中はその方の治療しかお約束しておりません。
清潔域にて手術できるよう、最善を尽くしております。
●「技工が高くて、むずかしい」「ネジがゆるんでくるから」→ネジ式の利点につい
ては、後でも触れますがやり直しや修理が可能な点です。
術者可撤式機構といいますが、この方式を使用しているかどうかも大切な点だと思います。
上のネジが緩んでくる事で、一番大切なインプラント本体を守ってくれる安全機構が付いてるんです。
まるで虫歯の時の神経みたいに、上ネジが緩んで(歯ならしみて)異常を早期に教えてくれるんです。

さて、話が脱線してしまいましたが、インプラント治療の欠点のひとつは、確かに高額である点です。
なぜでしょうか?
小宮山先生はよく患者さんに、このような話をされていたかと思います。
『インプラント治療は確かに使用する材料・機材も非常に精密で、また清潔な手術環境の必要からディスポ製品も多く、また上に乗る歯の部分も非常に高い精度が要求されます。
そのためにどうしても最初にかかる初期治療費は従来の方法と比べると高額なものとなります。
しかし、一旦ガッチリと骨と結合すれば、ほとんどその後は手付かずになります。
つまり、ランニング・コストは極めて少なくなります。』
→10年で97%近い高い成功率。隣の歯が抜けたりしても対応できるネジ式の歯のため、付け足しなどの修理が可能なことが多い。
前に入れたインプラントが無駄にはならないんです。
この点が3問目のご質問と関連していると思います。
ただし、これも要注意です!
取り外し、修理が可能で、周囲の変化に対応できる点”術者可撤式”はインプラントの大きな利点なんですが、、、他のシステムを御使用の先生方ではあまり行われておりません。
ブローネマルク・システムはほとんどの場合に、術者可撤式を備えているといっても良いでしょう。
多くの他のシステムを御使用の先生方によると「ネジ式は技工精度が難しいから」「技工費用も高く尽くし、上手く合わない」「ネジがゆるんで、面倒だし」「隣の歯がダメになったら、壊してやりかえれば良い?」ということで、セメントで着けちゃう方が多いです。
仮着け様のセメントを使われるようですが、ほとんどの先生は外れないことを覚悟しているようです?
また、ネジ式ですとその取り外し口をプラスチックで詰めるため、色が多少違って見えることを理由とされている先生もおられます。
一度、最終的にとめるネジをご覧になってみると解りますが、すっごく小さいネジで付けられます。
それもネジをギリギリと締め付けるんではなく、スッと止まって抵抗感があってから15度程度の回転でピタッとギュウッと止まらないとダメなんです。
すごい精度で、患者さん1人1人に当然オダー・メイドで作るんです。


失ったご自分の歯を新たに取り戻せて、若さや自信が回復する夢のインプラント治療。
サアー、あなたならおいくらでお求めになりますか?
あなたの歯は1本、いくらですか?
How much?
確か患者さんアンケートでは30から40万という方が、多かったと思います。
前置きが長くなりましたが、ここからが本文?です。
当医院ではインプラント体が入って所は上の白い歯込みで35万円です。
ブリッジになる場合はインプラント体がなくて、歯だけの部分は15万円です。
歯の材質は基本的にはハイ・ブリッド・セラミックですが、咬み合わせのために金属の歯になってしまっても費用は同じです。
というのはブローネマルク・システムでは格安の設定と思っておりますので。
ある患者さんに「そんなに安いんですか?ここは価格が魅了的だ!」と言われたことがあります。
いろいろネットで調べておいでで、良く勉強されている患者さんでした。

使っているシステムは当然違いますが、日経新聞11月27日号安心生活の記事にも「インプラント、大きな開き 1本で15-50万」とあります。
患者さんのS様に頂いた切り抜きなんですが、非常に興味深い内容です。
「日吉歯科診療所(山形県酒田市)の熊谷崇院長が実施した調査によると、保険適用されないインプラントは1本につき15万ー50万円と価格差が大きい。
東京都心部と地方でも異なり、地域差や歯科医の考え方の違いが反映されるという。
院長は治療前に十分な説明を受けて納得して契約すべきだとはなす。
 、、後略。」

2・そこで、第2問目の質問で期間ですよね。
ブローネマルク先生が、このシステムをご発表された時のアイデェアは画期的だったと思います。
インプラント体が骨に十分にクッツくまでの治癒期間中、あごの中に閉まっておきました。
下あごで約3ヶ月、上あごで約6ヶ月程度です。
その後、肉の上に顔を出して、指し歯を作り始めます。
本数が多いとその後のかみ合わせや歯並びのチェックのために、仮歯で試行錯誤します。
更に化膿している御自分の歯を抜いてからとなると、その傷が治るまで3ヶ月近く待つこともあります。
無責任に言うとケース・バイ・ケースですが、早くて下あごで4から5ヶ月、上あごで
6から7ヶ月でしょう。
異常がなければ抜糸後の検診からは、この治癒期間中は来院する必要はありません。
但し、最近のトピックスは1日で、数時間後に全部の歯がなくても仮歯が入る、更には数時間で前もって作っておいた最終的な歯が直ぐに入るなんて方法も話題です。
年々、期間短縮されるように材料自体や治療方法などが改善し、試験されております。
かかりつけ医を目指している当医院ではまだリスクが高い方法かと思います。
このような当日に直ぐに歯が入るといった術式(即時負荷)は行っておりません。
この数年中には術式もドンドンと変わってくるでしょう!


私が患者さんだったらこうしてほしいとの気持ちで書きました。
そのために、まとまりもなく読みにくいかと思います!
私自身は、オリジナルのブローネマルク先生のお教えに少しでも忠実に、保守的に
慎重に進めていこうと努力しております。
どうか、賢い患者さんとして、多くの人の意見を聞いてみて下さい。
私の怪しげな記憶から小宮山先生のお話を思い出し、私見として勝手に引用させて頂
きました。
文責は私、服部 操にございます。
お読みになり誤りがございましたら、是非、ご教授・ご指導頂ければ幸い
です。