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西葛西 服部歯科医院 (根管治療)

診療時間内では説明が足りなかったことや、お聞きしにくいことを伝えるためにこのブログを作りました。

24 2月

歯根内部吸収 歯の根っこが溶ける その2

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このレントゲンから分かることは?

左の2番、根っこの真ん中に黒い所がある。
まん丸でl広がっているなっている感じ。
根っ子の先にも黒いカゲがある。
右のレントゲンは
瘻孔、膿のイボにゴムのポイントを差し込んで、
少し右にカメラを傾けて撮りました。
斜めにしても、黒い部分は神経と一緒にくっ付いて見えてあんまり動いたようには感じません。
白く写ったポイントから、膿は2番から来ているようです。

根っこが溶けてる時には、CTがあった方が良いです。
3次元的に評価ができますので。
どの位まで溶けてるいるのか?穴が開いちゃっているのか?残っている歯の量は?残せそうなのか?
などが分かります。

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CTでは、ハムみたいに見たい所だけを切り取って見えるんですね。
左は正面から見た状態、
真ん中は横から見た状態、
右は上からのぞいた絵です。
右の絵から
ドーナツみたいに神経の管が広がっていて、周りの骨も黒くなくなっていますね。


 
21 2月

歯根内部吸収 根が溶ける その1

目的

この歯の治療を通して、
内部吸収、歯の神経が中から根っこを食べちゃう病気、の診断と治療方法について学びます。

最初に

19才の男性
数ヶ月前から、左の上の2番目の前歯に、時々、変な感じがする。
ひどくなるまでは、痛み止めを飲んで我慢していた。 

主訴

この1日、ひどく、ずうっと、ズキズキとした痛みがある。
食べられなくて、歯が浮いて高くなっている。
左上の2番の周りの歯ぐきが赤く腫れたり、消えたりを繰り返していた。

内科的な病気

特に無し

歯科の病歴

3年前まで矯正治療をしていた。
定期的には検診を受けてはいなかった。

診査結果

顔の外側には異常は無い。
治療された歯はほとんどなくて、少し歯ぐきに炎症がある程度。
左上の2番と3番の間の歯ぐきに瘻孔、膿の出口のデキモノがあった。
あと左上の2番のベロ側に、凹んだ所、小窩があった。
2番の裏側には、時々、溝やくぼんだ穴がもともとある歯がありますね。
クセモノなんです。


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左は表側で、右は裏側の写真です。
 
20 2月

歯頸部外部吸収 歯の根っこが溶ける その7

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この歯はどうしたの?

歯ぐきを開いて、
悪い所が見える様にします。
中に入っているお肉をかき出し、周りのフチを丸めて、プラスチックを詰めました。
縫う前にレントゲンを撮って、確認して
元の位置の歯ぐきを戻して、縫いました。
血が止まったのを確認して、その後に注意すべきことを説明します。
3日後に糸を取りましたが、治り具合はいい感じです。
1年後の検診でも問題なしでした。


要注意!
手術の写真です。







6B858BF8-7C23-4189-828A-F9B6984E28C5白黒ですが、手術中です。
恐いですね?












4401C58E-D4EA-4AC6-94F8-6DB6053F41E5左が手術中で、右が1年後です。

右の真ん中に白く見えてるのが、
詰めた所です。
隙間や溶けたりしていると黒く見えるんですが、
無いですよね!


 




考察

歯頸部外部吸収は特徴的で、その診断も治療も難しいです。
大きくなってから、見つかることも多いんですね。 

なので見つかった時には、もう遅い、、、なんてことも。
吸収、溶け出しているのが内側からなのか?外側からなのか?を見分けるのも難しいです。
CBCTを撮れれば、治療に大変に役立ちます。

歯の 根っこだけが溶けて、神経にまで進んでいない早い時期に見つかれば、治り具合は良いです。
早く見つけるのが、治療には重要です。
しかし、ほとんど症状がなくて難しいんです。
ケガや矯正治療の経験がある人には、特に定期的な検診が大切です。
歯にピンク色の部分が見つかった時には、疑ってみるべきです。
レントゲンを取るべきです。
今までに吸収を起こすような出来事がなかったか?詳しく聞きましょう。
神経が生きているのか?の刺激の検査、歯周病の検査も行って、診査診断に役立てましょう。 
19 2月

歯頸部外部吸収 歯の根っこが溶ける その6

歯の根元、歯頸部が外側から溶けちゃう病気
の治療方法は?

歯頸部外部吸収の治療法は、一般的に
溶けちゃった場所とその大きさによります。
●そこをかき出して、プラスチックなどで詰める。
この歯ではこうしました。
●かき出して、詰めて、根管治療をする。
●抜いちゃう。
●放っておく。

神経がない歯、あるいは神経まで溶けちゃってる歯では、 根管治療が必要です。
普通に神経への穴を開けていきます。
神経の中にガッタパーチャポイント、ゴム状のポイントを仮に入れておくと
後で溶けた部分を詰める時に中側の壁になってくれるので押しやすいです。
ラバーダムを外して、
歯ぐきを開いて、溶けてる穴の所が見えるようにします。
入り込んだ物をかき出して、少しフチの所を削って整えて
中のガッタパーチャポイントまでプラスチックやセメントで詰めます。
歯ぐきを縫って、ラバーダムを戻して、根管治療を仕上げましょう。

残っている歯の部分がすごく少なかった時や
病気の所が削り取れない時、すごく深い歯ぐきの下の方だったり、歯の間で器具が届かない時、
には抜くしかありません。

患者さんが溶けてるのは分かっているけど、治療を希望しない時には、
そのままにしておくことも有りです。
でも治療が難しいような歯では、インプラントができるまで骨が残るように
放っておくのもあり得ますね。
進むのがすごく遅い病気なんで。

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17 2月

歯頸部吸収 歯の根っこが溶ける その5

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この歯では、
CTから分かることは?

歯の真ん中にある黒い部分が、歯の神経です。
溶けたカゲと神経がくっ付いていません。
この歯では詰めるだけの残った歯、象牙質が十分に残っていそうです。
病気、カゲの正確な位置が分かります。
骨との位置も良く分かります。




歯頸部外部吸収の原因は?

良く分かっていません。
象牙質、歯の中味をカバーしている表面の薄いセメント質が、根っこが溶けてしまうのを防いでいると考えられています。
そのセメント質のカバーがないと、骨によって根っこが食べられてしまうのです。
骨って古い骨を食べて、溶かして、新しい骨を作る、代謝、入れ代わりを常にしています。
が、歯は基本的に追加はしますが、溶けたり新しく作ったりしません。
矯正治療、歯の中からの漂白、歯周病の治療などがその理由が考えられます。
歯の治療が原因と思われるものがあります。
歯周炎の細菌による歯周ポケット内からの刺激が原因では?という意見はまだ分かっていません。

歯頸部外部吸収の関係すること
●ケガ
●歯の中からの漂白
●矯正
●歯周病の治療
●外科手術
●その他に
歯ぎしり、生まれながらの病気、歯の治療、全身の病気から

歯頸部外部吸収の治療目的
●吸収を止める。
●根っこの傷を治す。
●見た目を良くする、ピンク色に見えるので。
●これ以上溶けないようにする。



 
16 2月

歯頸部吸収 歯の根っこが溶ける その4

普通のレントゲンでは、難しいのは?どんな時?

レントゲンでは普通は立体的な3次元のものを、 2次元、平面にして見ています。 
なので正確な位置、大きさや形といった特徴、神経とくっ付いているのか?どうか?などは分かりにくいんです。
周りのものが重なって見えるので、見たい所を隠して見えにくくしてしまいます。
例えば頬側の分厚い骨が歯の中の方にある神経などをおおってしまうんです。
なので何が起こっているのかが、正確に分かりにくいんです。


いつものレントゲンによって、歯頸部外部吸収と神経がくっ付いているのか?どうか?などを知ることはできます。
でも、治療計画を立てるには十分ではありません。 

CBCTって何ですか?

アイスクリームのコーンみたいに円錐形のレントゲン線を使って、顔の辺りを3次元的に調べられる断層、ハムみたいに薄く切り取って見られるレントゲン、CTです。
今までのお医者さんで使っていたCTよりも、ずっとレントゲンの量が少なく、簡単に撮影できます。

CBCTの良いところは?

普通のレントゲンよりの良いのは、
●3次元的にいろんな方向から見られます。
●周りのものをよけて、見たい所を切り取って見られる。
●フィルムみたいに絵が変形していなくて、正確。


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14 2月

歯頸部吸収 歯の根っこが溶ける その3

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診断と治療計画

診断は?

歯頸部、歯の頭と根っこの継ぎ目、首のとこ
外部、外側から溶けてる、吸収です。

なんでレントゲンを2枚、撮ったんですか?

歯が溶ける時には、神経の方から溶ける内部吸収と
根っこの外側から溶け外部吸収があります。
1枚のレントゲンだけでは、どっちなのか?難しいんです。
2枚、方向を変えて撮ることで、見分けられるんです。

●根管、神経の管がハッキリと見えているか?
●カゲがどっち方向に動いたか。

内部吸収、神経が内側から歯を溶かしている時には、
神経の境目、神経がカゲと重なっていてよく分かりません。
内部吸収は神経の管が広がってカゲができているので、一緒になっているんです。
でも外部吸収では根っこが解けているだけで、神経とはくっ付いていません。
すごく進行するまでは、神経と溶けてるカゲは別々で一緒になっていません。
なので外部吸収では神経の管、根管の線、境目が見えるんです。


角度と変えて斜めから撮ると、その前後の位置関係が動いて見えます。
外部吸収では神経とは別個にカゲが外側の離れた所にあるので、場所が動いて見えます。
内部吸収では一緒にくっ付いているので、あまり変わりません。
離れている外部吸収でその位置が神経の前にあるのか?後にあるのか?を見分ける方法にSLOBのルールがあります。
ベロ側、レントゲンのフィルムに近い物はカメラと同じ方向に動く、
ホッペタ側、フィルムから離れた物は反対方向に動くってものです。

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13 2月

歯頸部吸収 歯の根っこが溶ける その2


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レントゲンでは、歯の根元に5〜6ミリの黒いカゲがあった。
少し斜めにもう一枚撮ってみた。
カメラを左側から斜めに撮ったら、カゲは反対の右方向へとズレた。
ってことは、カゲは歯の前の方あるって意味。
どっちでも神経はカゲに関係なくスジが見えた。
って事は、カゲの部分は神経とは別ってこと。
神経が黒くふくらんでいるんじゃなくて、別っこにある。
根っこの先には、黒いカゲはない。

歯頸部、歯の根元の、外部、そとがわから、吸収、溶けた
歯頸部外部吸収のレントゲンの特徴
●レントゲンで偶然に見つかる事が多くて、何も症状はない。
●根元か歯の間の所にできて、フチが凸凹だったり、まん丸だったり色々。
●最初はレントゲンで黒く見える。
●進んでくると中に骨ができたりして、虫食い様に見えたりする。
●神経の管、根管はしっかりと見えて、カゲとは別個になっている。



よく分かるように、CTを撮った。
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 左上が上から咬む面で切り取った絵、
左下が正面で鼻の穴が見えてますよね、
右下は横顔で、同じく上が鼻の穴です。
矢印が黒いカゲです。 
10 2月

歯頸部吸収 根っこが溶ける その1

目的

この歯の治療を通して、
歯頸部、歯の頭と根っこの継ぎ目、首の部分の外部吸収、根っこの表面から溶けちゃう病気
の診断と治療について学びます。

最初に

定期検診の時に
左上の1番、真ん中の前歯の根もとにピンク色の所が見つかった。
この歯は10年前にプラスチックを詰めた。

主訴

何も症状はなくて、ピンク色になっているなんて気づかなかった。 
12ヶ月前の検診時にも何ともなかったのに。

8才の時に転んで、前歯をぶつけた事があった。
11才の時に2年間、矯正治療を受けていた。

内科的な病気

特になし

歯科の病気

定期的に来院して、年に2回の衛生士によるクリーニングを受けていた。

診査結果

顔の外側には異常は認めない。
治療済みの歯がある程度あって、 歯ブラシも上手だった。

左上の1番の根もとから歯ぐきにかけて、4〜5ミリピンク色に変わっている。
突いてみると、たくさん血が出てきた。
温度や電気の刺激には正常に反応した。
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9 2月

歯が折れた 歯根破折 その5

考察

ケガで歯の根っこが折れた時には、横に水平に折れる事が多いです?
そうかな?
と、この先生は書かれてますので。
縦に折れるのは、大きなピン、ポストが入っていたり、根管治療で太く削られてる歯です。
横に折れた根っこは元に戻して、動かないようにしてあげます。
多くの歯で上手く治ってくれます。
折れた所があまりズレていないと、歯医者に行かずにそのままにされる方もいます。
あまり痛くないので、亜脱臼と同じ様に何もしなくても治ってくれる事もあります。

固定、歯をくっ付けておく方法に関しては、考え方が変わりました。
この歯では、ガッチリと3ヶ月間とめておきました。
今では、この様な方法は一般的ではありません。
ソフトな方法で4〜6週間とめておく様になりました。
でも歯頸部、根っことの継ぎ目、頭と根っことの所で折れた歯では、4ヶ月は固定した方がいいでしょう。

根管治療について、間違った考え方があります。
根っこで折れた歯では、神経は戻ってくる歯が多いんです。
上の頭の方の神経が死んじゃった時だけ、根管治療をするべきです。
その時も上の部分の神経だけにですね。

CTでヒビが正確に診断出来る様になりました。
前歯の表側は根っこの真ん中あたりで、裏側は歯ぐきの近くに斜めに折れている歯が多いように思います。
歯ぐきに近いと唾液が入ってきて、あるいは一部分の歯の頭にも折れている所があって、
そこから感染するとやっかいなんです。
 
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