
治療方法は?
●放っておく
●5と6番とも根管治療する
●2本とも抜いちゃう
この患者さんは自分の歯を残したかったので、
根管治療を選んだ。
治療
根管治療の原則とは?
●神経の管、根管を機械的、削って、化学的に、クスリで消毒しキレイに出来る様に、入り口を開ける。
●キレイになった根管を3次元的に詰めてフタをする。
●フタ、根管充填によって根っこの先、横穴、入り口を完璧に封鎖する。
●根管に細菌が入って来れないように、ピッタリとした被せ物をする。
根管治療は複数回で行われた。
初回は6番の銀歯を外して、残っている歯を調べた。
矯正用のバンド、帯を付けて補強した。
なんで銀歯を外したんですか?
根管治療を始める前に、歯が残せそうなのか?
被せられそうなのか?残っている歯を調べる必要があります。
この患者さんでは、
詰め物のまわりから虫歯が再発していて、どの位良い歯が残っているのかが分かりません。
なので銀歯を外して、残っている歯の量、質とその場所を調べる必要があるんです。
また虫歯を全部取り除く事で、治療中に再感染してしまうのを防ぐためでもあります。