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西葛西 服部歯科医院 (根管治療)

診療時間内では説明が足りなかったことや、お聞きしにくいことを伝えるためにこのブログを作りました。

17 3月

根管治療でのリスク まとめ

根管治療における成功へのリスク。
まとめ。

治療方法は良好な証拠に基づくべきであるが、
診断や術式に関する質の高い研究はほとんどない。

新たに質の高い研究を行わなければならないが、
それまでは現在可能である研究結果を慎重に評価をし、利用していかねばならない。

治療結果に影響する因子は沢山あるが、
治療の成功に最も大切な因子を一つだけあげることは難しい。

根っこの病気の原因は細菌であるのだから、
術前に根っこの先に病気が進んでいなけば 治療結果が良い事は当然である。
治療が高いレベルの一般的な方法で行われれば。

しかし根っこの病気は多くの歯に認めれる。
一般的に30〜40%の人が少なくても一本の病気がある歯を持っている。
神経を取られた歯の25〜50%に病気ができている。

これらの事実は一般的な歯科医院では良好な根管治療が行われていない事を表している。
しかし集団を調べた研究では根管治療3〜5年後に痛みを経験した患者はほとんどいなく、
多くの治療した歯が10年後にも残っていた。

根っこの先に病気ができている歯、治療が失敗している歯が多いのに痛くなく噛める歯が多いって事ですね。
だから根管治療の価値が低くなってしまうんでしょうね? 
16 3月

根管治療でのリスク その15

根管治療後に起こるリスク因子

被せ物

根管治療後には被せる事により
再感染を防ぎ、歯として機能できるようになる。

多くの研究で根っこの病気が治るかどうかには、
根管充填だけでなく被せ物の質が重要であると示されている。

しかしChugalらは2007年に
根管治療の結果に被せ物の精度が大きな影響はないと反対している。

被せ物の質は治療結果に影響し、
質の悪い被せ物は根管治療の結果を悪くする。

 
14 3月

根管治療のリスク その14

根管治療における成功へのリスク因子。

根管充填の質
最終的なクスリの詰まり具合が、治療の成功にどう影響するのか?

根管治療では根管内を完全に詰めるべきである。
隙間を残せば残った、あるいは新たに侵入した細菌が増えて、治療が失敗となる。

集団を調べた研究から
詰めた薬の長さが治療に影響する事が分かっている。
ピッタリ〜2mm短い方が短すぎや長すぎよりもいい結果となる。

根管充填の質との関係を
治療前に根っこの先に病変がある場合となかった場合で比べてみた。 
病変がない歯では、根管充填の長さはあまり重要ではなかった。 

治療前に病変がある歯では、
根管充填の長さが適切である事が重要になる。

クスリが長すぎると、出たクスリが周りの組織を刺激するので治るのに時間がかかる。
ので、治療結果を正しく判断するために、より長い経過期間が必要とする。
クスリが長すぎる場合には長さを誤って削りすぎたり、削りカスを押し出していたりしていてならば
治療結果が悪くなるであろう。

クスリが緊密に詰められているならば、隙間がなく、治療結果は良くなる。
しかしこれらの研究は集団を治療後に調べたもので、注意を要する。
根管充填の質が治療結果に関係するといった科学的な証拠は無いとの報告もある。

質の悪い根管充填が治療前に病変がある歯では、結果を悪くするのは間違いない。


 
13 3月

根管治療のリスク その13

根管治療の回数が成功率に与える影響は?

信頼性の高い無作為に治療を振り分けた研究で、 
一回での治療と複数回では治療結果に差がなかった。

しかし
治療後の痛みや急性症状の 発生には差が認められた。
一回治療の方が痛みが生じた。

海外の高名な先生には、飛行機で通院なんて事があるので一回治療にこだわるんでしょうね。 
でも日本の患者さんのように、この歯の治療に半年も通ってるんです?
なんてあり得ないです。
精々数回です。 
13 3月

なぜ自費の根管治療?

https://www.google.com/url?sa=t&source=web&cd=2&ved=2ahUKEwjKwZ_bkZboAhXky4sBHQ2vCcUQFjABegQIBhAH&url=http%3A%2F%2Fwww.tmd.ac.jp%2Fdenthospital%2Fsentan%2Ftreatment%2Fcom.html&usg=AOvVaw2-jKJUHpkZTThE0aGB0oUe



医科歯科大

https://www.mascat.nihon-u.ac.jp/hospital/feature/4_1.html
 


日大松戸

https://www.google.com/url?sa=t&source=web&cd=6&ved=2ahUKEwj8-6rWkpboAhXKG6YKHVhADFEQFjAFegQIBBAB&url=http%3A%2F%2Fdent-hosp.ndu.ac.jp%2Fnduhosp%2Fsection%2Fspecial%2Fendodontic-treatment%2Findex.html&usg=AOvVaw2Ap-QRWfe-vzWGfToUbEID

日本歯科大

大学 
でも自費です。
11 3月

根管治療でのリスク その12

根管治療を行う上での成功するために関わる因子の続き

多少、個人的な意見を加えてありますが、教科本からの抜粋です。 

無菌的な処置/ 根管チョウ薬
直ぐに最終的な薬を詰めずに、次の約束までに根管内に何か薬効を期待した薬を仮に詰めておくか?

感染した根管を更にキレイに感染源を少なくするために、
様々な薬剤を使った方法が試されている。

抗生物質やステロイド剤、クロロヘキシジン、ヨウ素を含んだ薬、
音波や 超音波を使った洗浄法、
光やレーザーを使った光消毒などなど。

抗生物質や抗菌剤をチョウ薬するのと比べてステロイド剤は結果が良くない。
これらの方法の効果を示す研究が報告されている。

が、
根管治療の成績に明らかに効果を示す抗菌剤や方法は明らかでは無い?
科学的にこれを行えば、他よりも良く治ります!といった証拠は無い。
って言う、いつもの結果です。

一般的には水酸化カルシウムをチョウ薬するのが、スタンダードです。
以前は薬で防腐しちゃえ!って感じで、ホルマリン剤が使われていました。
ガス化して全身にホルマリンが影響する事が分かり、今は使われなくなったはずです。
おそらく? 
10 3月

根管治療でのリスク その11

根管治療におけるリスクの続きです。

洗浄について。

根管の洗浄は重要で、洗浄液の種類や濃度に関しては多くの研究があります。
ある研究では根管治療の結果を高めるような特別な洗浄方法はないとある。
コクランでも、細菌の数を調べると
次亜塩素酸とクロロヘキシジンには生理食塩水より効果があるとは言えないと。
しかしこの2つの洗浄液が混ざると毒性や発癌性のある混合物ができてしまうので
両方を使うべきではない。

細菌学的な研究からヨーロッパ歯内療法学会は
抗菌性があり、組織溶解性のある洗浄液を勧めている。

となると次亜塩素酸ですよね。
次亜塩素酸の汚れを溶かす効果は濃度によって効果が違います。
濃い液を使うには他の粘膜などにこぼすと危険なので、ラバーダムが必須です。 
9 3月

根管治療でのリスク その10

根管治療でのリスク因子の続きです。

治療中のトラブル

治療中に起こるトラブルというと
根管が詰まってしまったり、
誤った方向に穴を開けてしまう、穿孔が思い浮かびます。

詰まってしまうには削りカスを尖端に押し込んでしまう場合と
器具が折れて先に進めなくなる場合があります。
どちらの場合もそこから先の根管を清掃できなくなり、根の先に感染のある歯では問題です。

集団を調べた研究によると
クスリを尖端まで詰められなくなり 、
特に器具が折れ込んだ場合は結果が悪くなります。

歯に穴を開けちゃう穿孔も結果を悪くします。
特に骨の上の方で起きると歯槽膿漏のポケットに繋がり、結果が悪くなります。

器具の破折はどのタイニングで起きたのか?
最後の最後であれば、基本的に既にキレイに削れていれば
結果は変わらないといった報告もあります。
いつも通り、よく分からない事になりますね。
折れない方がいいに決まってますが。

穿孔は本当に以前は致命的なミスとなり得ましたが、
MTAのお陰でかなり良く対応が出来るようになりました。 
7 3月

根管治療でのリスク その9

根管治療における方法による成功率の違いは?

Patency
根っこの尖端まで詰まったり、引っかかって通らなくなるミスは起こりがちです。
穿通性って言います。
根管治療中に細い器具を各ステップで尖端まで通して
詰まったりしないよう穿通するという方法が長年に渡り論争となっている。

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ある研究では尖端を突くのは害となると言い、
またある研究では穿通性を保つことは良い結果をとも?

1956年Strindberg先生は
根管が詰まって、器具が尖端近くに届かなくなることで失敗が増えると示した。

この研究は患者集団を統計的に調べたもので、
治療結果の差を調べるには無作為に割り当てる研究であるべきです。

多くの患者に有効性を比較するために、同じような条件の歯を集めて、
バラバラに分からないように振り分けて、
長年に追跡するといった研究は難しくて、
結局は詳細は分かっていないっていう結論になりますね。
 
6 3月

根管治療でのリスク その8でしたね

でしたね根管治療におけるその成功に関わるリスク因子の続きです。

根管の尖端をどの大きさ まで削るのか?

バイ菌は根管内ではバイオフィルムという膜上なって
お互いに協力して 、あるいは競いあって貼り付いています。
しかも象牙質の細管、細い管の中にまで入り込んでおり、
そこまで消毒液を届かせるのは難しいです。

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こういったバイ菌を取り除くためには、根の尖端の感染した部分を機械的に削るべきです。

多くの研究が行われていますが、その大きさと治療結果の関係は明らかではありません。

多くの研究で大きくしても効果がなかったり、
かえって結果が悪くなった研究もあります。

最適な大きさを明らかにして、残せる歯の量も適切となるよう
更なる研究が望まれます。

結局、分からないって事が多すぎますね。
 
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