その4
痛みは歯の神経の病気を診断する適切な指標にはならない。
全く痛みがなく、神経が死んでしまっている事もある。
大きな詰め物が入っている歯や薬をひいてギリギリ神経を残した歯では、
神経が死んでいないか電気や熱を使って調べたり、レントゲン検査を行う必要がある。
神経の死はゆっくりと進み、
最終的に細菌が神経の枝葉や細かい分岐部にまで入り込むと、
根管治療の成功率が下がってしまう。
根管治療の成功は細菌と複雑な解剖が左右する。
根管治療が失敗する可能性は低いが、
レントゲン上で治ったのかを確認するために治療後にも来院するべきだ。

左が治療直後のレントゲン写真
右は一年後。根っこの先の黒い所がなくなりましたね。