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西葛西 服部歯科医院 (根管治療)

診療時間内では説明が足りなかったことや、お聞きしにくいことを伝えるためにこのブログを作りました。

13 4月

歯が原因でない痛み その3

顎関節症も歯じゃない痛みに多いんですよ、
と書いたんですが
実は苦手なんです。

分かっていないなあ!と言われそうですが、
追加で触れておきますと
 日本歯科大学の原教授の本から、勝手に引用させて頂きますが

IMG_0002 私の学生時代に顎関節って言うと
顎の痛みだけでなくて、
姿勢が良くなって何でも治る?
ガンもかみ合わせ?
妊娠するとか?
週刊誌にはこんな記事が 出たりしていて、
”いわゆる“ 顎関節症って感じでした。
関節の病気よりも、筋、筋膜による痛みのひとつと考えられているようです。
この本にも、歯ぎしりはやめなくても良い?とか
ただし歯が減ったり折れないようには、
マウスピースを勧められてますね。
当院は、基本的には大学の専門医へ紹介しております。 

他にも歯が原因でないのに、歯が痛むのに関連痛ってのがあります。
痛みが他の所に飛んでいく感じ。
痛みを感じる細胞は電線みたいに中心の脳の方へと、つながって感じています。
で、途中に中継する中間の細胞達もいます。
一対一につながってはいなくて、複数の場所の痛みの信号を受け取って脳へと伝えているんです。
そうすると痛いのが他の場所からと間違ってしまう、こんがらがってしまうことがあるんです。
関連痛では、ある歯の痛みが他の歯の痛みに感じたり、他の口の所からと感じたりするんです。
歯から他の歯だけでなく、耳へ、
上顎洞、ホホにある副鼻腔から上の歯に、
血管からの歯へ、
心臓から歯が痛くなることだってあるんです。

よくあるのが、相手の歯と間違えて
下が痛いのに、上の歯が痛いんですとか。
歯の神経が痛い時には、隣の歯や相手の歯が痛く感じることがあります。
耳鼻科咽喉科の病気と間違えないように注意が必要ですね。

上顎洞などの副鼻腔の炎症、いわゆる蓄膿症から上の奥歯、小臼歯や大臼歯が痛くなることも。
一般的に鈍い痛みで、咳や鼻水がでてきます。
頭を下げると圧が高まって、ひどくなります。
歯に冷たいのをくっ付けたり、押すと副鼻腔の痛みが強くなります。
問診から歯というよりも、呼吸器の病気、喉や鼻の病気になった経験、鼻づまり、副鼻腔の症状が診断に役立ちます。
また、そこの歯には虫歯などが無いことが多いです。
副鼻腔のレントゲン、CT、MRIなどがすごく有効です。
怪しいと思ったら、耳鼻科の先生へ紹介しましょう。


 
12 4月

歯が原因でない時 その2

顎関節症も歯が原因でない痛みのひとつです。
歯ぎしりや食いしばり、あるいは交通事故などによるケガが原因になります。
歯の治療で長い時間、口を開けていたり、強く押されて起こることもあります。
関節や筋肉を押すと痛かったり、不快に感じます。
顎の関節にクッリという音がしたり、ゴッリっと乗り越えるような引っかかたりします。
蓄膿症の方と同じように、歯には問題が無いことが多いです。
マウスピースをつけたり、筋肉のマッサージをお願いしたりします。

三叉神経痛も歯の痛みと間違えられます。
三叉神経痛の原因は分かってはいませんが、
神経のサヤ、髄鞘が壊れていたり、血管の異常、血管が神経を押していたり、
歯を抜いた所に穴が残っていたり、歯周病、根管治療された歯などの関係が言われています。
一般的に左右の片方の上顎神経か下顎神経に起こります。
 三叉神経は歯の神経でもあるので、三叉神経痛の方が根管治療を依頼されてしまう方も多いのです。
電撃ショックのような強い痛みが、食事や会話、あるいは冷たい息をしただけで起こります。
そんなひどい痛みなのに、夜中に目が覚めることがないのが、歯の痛みとの鑑別に役立ちます。

 

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10 4月

歯が原因でない時 その1

歯が原因でない痛みには、歯が原因の時とは違った特徴があります。
歯じゃない痛みの患者さんは、大変に困られて次から次へと歯科医を変えられています。
たくさん根管治療を受けたけど上手くいってない 歯があったり、
いろんな歯医者でいろんな治療を受けている方は、
歯が原因でない可能性があります。
 歯と時と違って、
痛みの場所がハッキリとせず、診査やレントゲンからも悪い所が見つかりません。
ハッキリとした原因因子が見つかりません。
麻酔をしても痛みが必ずしもなくなりません。
左右両方だったり、あるいは片方だったり。

それらには上顎洞、頬ぼねにある鼻の一部で蓄膿症、副鼻腔炎になる所、
その上顎洞からの刺激による上の奥歯の痛み、
筋肉から、
アゴの関節、顎関節症、
神経が原因の痛み、
血管からの、
非定型性頭痛、
神経種、
神経炎、
頭の中からの痛み、
頭痛、
精神的な原因
などがあるようです。
私も詳しく診断、治療は分かりませんが、
これは歯じゃないかも?って気づいて、専門医へと紹介する鑑別診断が役割だと思います。
その他にも、
関連痛、
他の歯からの痛み、
鼻や副鼻腔からの、
首や背骨からの、
血管からの、
心臓の、
腫瘍、ガン
などもあるんです。

要注意なのは、上顎洞、蓄膿症の痛み、
咀嚼筋、咬む筋肉の痛み、
顎関節症の痛みです。

上顎洞の痛みでは、頬にずっと圧迫感があります。
上の奥歯、小臼歯と大臼歯に痛みが出ることがあります。
頭の位置、頭を下げると圧が高くなって、悪化します。
多くはそこの歯に神経や根っこが悪いような虫歯などがありません。
このような方は耳鼻科医へ紹介、相談します。

筋筋膜痛は顔の筋肉の問題です。
最も多い症状は、押すと筋肉が痛い、上手く動かない、関連痛、他の所に痛みが飛んでいくってことです。
このような方も歯には問題ないことが多いです。
でも、間違って行われ上手くいっていない根管治療された歯を良く見かけます。
関節の病気も筋骨格の病気のひとつで、歯でない痛みの原因となります。


 
9 4月

診断と治療計画の問題 その3

歯の神経の痛み

歯の痛みはひどい急性の痛みで、夜に目が覚めたり眠れなくなったりします。
夜に眠れないってのは、診断に大切な特徴です。 
そのせいで眠るのに影響しますか?って質問します。 
神経が悪くなっている歯がどれかを見つけるのは、最初は簡単です。
悪くなっている歯を押したり、たたくと痛いです。
でも慢性になると、長引くと、他の歯にも痛みが広がって、
どの歯が痛いのかが分からなくなります。
歯の痛みの原因は、虫歯、詰め物のスキマ、ケガ、ヒビです。
歯の神経が生きていれば、温度の変化、冷たいのや熱いのに敏感になっています。
神経が死んでいると、温度に刺激に反応しません。
診査やレントゲンで神経や根っこに何も悪いとこがないのに歯が痛い時には、
歯が原因ではないのかもしれません。
歯の神経が痛い時には、普通はその歯だけが痛みます。
歯の神経の痛みであれば、麻酔や歯の治療によって良くなります。 
8 4月

診断と治療計画の問題 2

歯の神経、歯髄の痛み?他の痛み?

歯の神経や根っこの痛みとそっくりだけど、違う原因のことがたくさんあります。
歯医者は間違った診断や治療をしないように、総合的に診査をしなくては なりません。
関連する症状や病気の経過、今までの状態や変化をきいて、
見たり触ったり押したりしての症状の診査、
レントゲンの検査。
歯医者が最初にこのような状態を診断し治療を行うことが多いです。
ですので、
歯が原因なのか?歯じゃないのか?を見分ける方法をたくさん、良く知っている必要があります。
歯科の分野で、
最も痛みについて詳しのは、歯内療法医、口腔外科医です。
痛みには急性と慢性のものがあります。
急性の痛みは歯の神経や根っこの先の炎症、傷、ケガからおこります。
慢性の痛みはその傷が治った後にも、あるいは傷に関係なく、痛みが続き長く続きます。
歯の痛みと他の痛みはそっくりにみえても、明らかに違うカギとなる特徴があります。
診断を間違えないために、注意深くその違いを見つけ出すのです。



 
6 4月

診断と治療計画の問題 その1

最初に

歯の神経、歯髄と
歯の周り、歯周組織、
根っこの先のそこを、根尖歯周組織 
の生物学的なこと、自然現象かな?起こっていること
とそこに起こる病気の治療についての原則について話します。

まあ簡単に言うと
歯の神経と根っこの先がどうなっているのか?と
そこが病気になった時の治療についての話です。

今、話題?よく話題になるのは、

歯の神経と根っこの痛みの診断と治療、
神経を残す治療、
神経を再生しようとする治療、
切らずにやる普通の根管治療、
切ってやる外科的な治療、
治らない時の再治療
 などがあります。

根管治療が必要とされた歯に適切に行われたなら、
良好な結果が得られるでしょう。
痛くなくなって、
自分の歯を残せるんです。

他の医療と同じように
歯内療法には科学的なこと、技術的なこと
サイエンスとアートな面があります。
アートは根管治療における技術、ワザ、ウデで、主にその歯科医個人の能力です。
科学としては、エビデンスに基づく原則や方法を通して、
生物学的、病理学時な状態を理解することです。

難しい話ですが、、、
まあカンや経験なんかじゃなくて、
ちゃんと論文などを読んで、証拠のある治療法を行いましょう。
先輩がこう言っていた?
皆んながやっている?
メーカーが勧めるから?
新しい方法だから?とかじゃなくてですね。
でも正しい方法だからといって、簡単に直ぐに出来るってわけにはいかないんで
どうしたって技術が必要です。

最も大切なひとつが、正しい診断です。
科学的な見方を欠いて安易に行えば、診断を誤り、不適切な治療へとつながってしまいます。

問題は、治療の技術的なこと以外の診断時によく起こります。
診断の誤りは不適切な必要のない治療へとなり、
患者さんをガッカリとさせ、法的な問題へとなりえます。
更に診断を間違えば、
患者さんの全身や将来の治療への影響も考えられます。

分かりやすく言えば、
例え素晴らしい根管治療であっても
必要のない治療を行ってはならないっとことです。
歯の神経の病気とそっくりな他の病気が沢山あります。
診断を誤らないよう、
総合的に患者さんの全身と口、歯の情報を集め、
鑑別診断を行い、治療を計画します。
ほとんどの間違いは、
診断の基本的な原則に従いと適応症の選択を行えば避けられます。

ここでは
患者さんから全身と口、歯の病歴、経過をどうやって集めるか?
診査やレントゲンからの情報から治療計画への進め方を学びます。

ブログにするのは難しいかな?



 
5 4月

根管治療の問題解決 その1

最初に

歯内療法とは歯科のひとつで、
歯の中身、歯の神経の管、根管の治療に関係する
生物学や技術についての分野です。

根管治療はしっかりとした治療法で
患者さんへ長きにわたり痛みから解放され、 機能と審美を提供します。

他の医療分野と同じように
歯内療法は科学と技術、
サイエンスとアートからなります。
この分野についての生物学と病理学に関する科学的なことと、
適切に行うための技術的な面です。

他の医療と同じく
根管治療ではその成功に影響するような
起こって欲しくない、予想していないことが生じます。
このような出来事をアクシデント、エラー、事故や失敗と言います。
事故は治療のすべての段階で起こり得るのです。
診断する時に、
入口を削る時に、
根管を削ってキレイにして詰める時に、
詰めたり被せる時に、
あるいは治療結果を評価する時にも。
これからその事故の起こった原因、予防法、その治療について学んでいきましょう。

医療事故について知り、その予防と治療を学び、多くの歯を救うことができるでしょう。
診断、適応症、治療計画、髄腔開拡(神経への入り口の削り方)、
根管形成(削り方)、消毒、充填(詰め方)、被せる、外科的な治療法、治療結果の評価
これらの基本的な原則に従えば避けられるでしょう。




 
2 4月

慢性根尖性歯周炎 その6

根っ子の先に生きた神経が残っているのか?
分かるんですか?

神経への入り口を開けてから
中へ〜1.5ミリくらいまで器具を入れて回してから取り出します。
顕微鏡でくっ付いてきたものをのぞいて見ます。
生きている所からは、血の付いたものが出てきます。
死んでる所からは生きているとこまでと、段々と進めて調べてゆきます。
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 血の付いたとこから先では、細菌が横道などの難しい部分に入り込んではいないってことです。
進行すると神経が全部、死んでしまっています。 
そうなると取り除くのが難しい部分、枝葉や細いとこにまで細菌がいると思われます。

神経の管っていう狭い所に住んでいる細菌は、身体の防御機構、免疫などとの微妙なバランスによってできています。  
細菌の数が増えたり、その毒が強くなったり、身体の免疫力が下がったりすると、そのバランスが悪い方へと傾きます。
そうなると急性症状、腫れて痛みがひどくなったりするんです。 
1 4月

慢性根尖性歯周炎 その5

根っ子の先に生きてる神経が残っていることは、
1番大事で難しい所に細菌はいなって意味ですので
根管治療の成功に良い、治療結果が良いって期待できます。
逆にその1番先まで細菌が来ちゃったらば、難しいってことですね。
先端には枝葉のようなわき道の神経や指みたいに沢山に分かれている神経まであって、
複雑な形をしていてキレイに削るのは無理なんです。
生きている神経の根管治療の成功率は95%なのに、
死んだ神経では85%なんです。

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 見慣れてきましたかね?
抜いた歯を柔らかくして、薄〜く1000枚切りのように切って
染めて色をつけて、顕微鏡でのぞいた絵です。
下の方が根っ子の先、大きなピンク色のが歯です。
真ん中が神経の管で、外側への出口の所です。
出口近くの神経の管が広がっていて、炎症によって溶けています。
黒っぽい点々が炎症の細胞で、
上の方は死んじゃっているようですね?ちゃんとした形が なくなってベターっとなってますよね。
右の下の方のピンクのかたまりは骨です。
まだ戦っている生きた神経がいるのに、歯の外にまで壊れてしまってますね。
30 3月

慢性根尖性歯周炎 その4

レントゲンで根っ子にカゲがある歯では、神経が皆んな死んでいるんですか?

レントゲンで根っ子の先が黒くなっていて、
温度や電気の刺激に反応しない時に、
神経って全部死んじゃっていると考えがちです。
でも、根っ子の先の神経では、炎症の進み具合がいろいろなんです。
皆んな死んじゃってはいません。
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真ん中が歯を縦に半分にわって見た、顕微鏡の絵です。
ここでは青いのが歯の壁、象牙質で
真ん中のグチュグチュっとしているのが、神経です。
感染して病気になっている神経ですよ。
で銀色のトゲトゲの器具、ファイルを差し込んで引き抜くと
上の方からは、とけちゃってフニャフニャの死んだ神経が、
下の方からは血のついた生きてそうな?ものがくっ付いてきてますね。

上の方では細菌と直接くっ付いていて、激しい急性の炎症反応が起こっています。
その下には慢性の炎症が起こっています。
1番下にある根っ子の先で起こっている炎症は、細菌の出した毒やその反応物によって起こっているのです。
直接、根っ子の先にまで細菌が攻め込んで来る前に反応が始まっています。
細菌の毒や死んだ細胞なんかが、血管などによって根っ子の先にまで届いて来るんです。
なのでヒドイ炎症を起こしている上と下の間に、まだ生きている神経が残っているのです。

腫れて、レントゲンでも大きな病気ができていて
神経が死んじゃっているね!って治療を始めると、
神経に触れると痛い!
なんで?
神経が死んでいるって、言ったじゃないですか?
って時は、こういうことです。 
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